美しき自然

2007年10月03日

天使のような美しい声

1cc13ef5.jpg秋らしくなりましたね。
東京はここ数日、ずっと雨や曇り模様です。

庭に咲く秋の草花も恵みの雨で艶やかです(左写真上)。

この季節、私が密かに楽しみにしていることは、
早秋の朝の冷たい空気の中に漂うあまい金木犀の香りを
からだの中に取り入れることです。

あの甘いフルーティーな香りを、朝嗅ぐと、
なぜか私は気持ちが引き締まります。
「今日も1日元気に過ごそう!」と力が湧きおこります。

もうすぐ、金木犀の香りに出逢えるのかしら。。。。。
と思うと今から楽しみです。

先日、ウクライナの歌姫と言われているステキな方にお目にかかりました。
オクサーナ ステパニユックさんという方です。(左写真)オクサーナさんと一度、舞台公演で歌を聞かせていただいたこともあるのですが、
透明感のある清らかな声はまさに天使のように美しいです。

ローマ法王の前で歌を披露された時、法王は感激し涙を流されたそうです。
チャイコスキー音楽学院で勉強され、
国際コンクールでも優勝されている実力者です。

以前のブログでもお話ししましたが、私もオペラをすこし習っています♪
オクサーナさんのような澄んだ透明感のある清らかな声に憧れて、
美しい声で会話ができるようになりたいと思っています。

オクサーナさんの美しい声は、
これからもっと、多くの皆さまの心に火を灯すことでしょうねえ。
日本語もお上手で、とても心優しく女性らしいエレガントな方です。

私もオクサーナさんの美しい声を一人でも多くのかたに
聴いていただきたいと思っていますので、
歌姫・オクサーナさんの活動を心から応援したいです。

2007年08月04日

受け継がれる素晴らしき伝統

76400fb5.jpg昨日、三田にあるシュヴァリエという
クラシカルなレストランに行きました。

慶應大学のすぐそばです。

創業は1925年。戦前からあったフレンチレストラン。
先代から引き継がれワインと食の楽しみ方を昔と変わらず
伝えていらっしゃる日本でも数少ない老舗フレンチレストランです。

日本にまだソムリエという職業がないころから
ワインの美味しい飲み方などをお客様に伝えていらっしゃったそうです。
オーナーは本当にワインがお詳しい。。。。
並大抵の詳しさではありません!

ソムリエの前身はバーテンダーだったとか。。。。

最後にオーナが地下にあるワインの蔵を見せてくださいました。

地下がまた興味深いものでした。
いつも室温は18度以下、湿度は常に80%以上に保たれ、
ワインの貯蔵庫としては最適の環境。シェヴァリエの料理この環境を1925年からずっと守り続けているって凄いことですね。
1800年代のワインも眠っており、どんな味のワインかしら?
と想像するだけでリッチな気持ちになりました。

お食事もひとつひとつ丁寧にこだわりを持ってつくられ、
左写真の白身魚のお料理は見た目も味も
ホントにバランス良くGOODでした。

お誘いいただきました食通の岡村季子さん、
本当に良いところをご紹介くださりありがとうござました♪

人だけでなく、自然もまた同じ。

同じ時期に実り、休み、成長し。。。を繰り返し、
あるがままの美しい姿を、私たちにずっと楽しませでくれるのですね。。。。。あさがお34度の東京。したたる汗を拭きながら、
街角に咲いていた夏花をみて、そんなことをふと感じました。

2007年06月29日

気品とは....

c409857b.jpg梅雨空の下に咲く、一輪の芳しい清楚な花「梅香うつぎ」。

「梅香うつぎ」の花の香りは、沈丁花の花の匂いに似た
甘さとグリーン感のある香り。
この花に出逢えて今日は、優しい気持ちになりました。
 
「梅香うつぎ」は、ユキノシタ科で、花言葉は「気品」。

気品といっても、人それぞれ捉え方が違うと思いますが、
この「梅香うつぎ」を見ていると、
この花の存在そのものから「気品」を感じることができます。

「気品」というものは、こういうものですよ。
ということを教えてくれているような気がしました。

でもこの感じ方も人それぞれですけれど。

凛とした美しさ、芳しい香り、久しぶりに気品のある花に出逢いました。

この花は、書の山崎先生の邸宅の庭園で咲いていました。
書のお稽古は、2ヶ月振りです。
穏やかな空間の中で、身も心も洗われ癒された感じです。

夕涼みうちわ山崎先生は日本の四季折々の行事、
自然の美しさを書のお稽古の中で演出し、いつも楽しませてくださいます。
 
今日は「うちわ」に「夕すずみ」と書きました。
そのうちわの右下に娘の印を押して、娘にプレゼントしました。
 
娘がうちわを見て「シンプルで涼しげ!」と、とっても率直(微笑)な
感想を言ってくれ、嬉しそうに使ってくれました。

「かな文字」をなめらかに、美しくかけるようになりたいですね〜。
気長にかんばります! 

字がキレイな人にも「気品」を感じませんか?

2007年02月15日

エレガントに子育て?!

f3359ad2.jpg先日、東京は春一番が吹いたそうですね。

恵みの雨が降り、風が街の汚れを吹きとばし、
今日の空は青く澄んでいました。
道を歩いているとピンクの花が目に飛び込んできました。

春を感じさせるような淡いやさしいピンクの花々たち。
花を観ていて、私の心も和みました。
 
つい最近、娘のバレエコンクールがありました。
初めて挑戦したコンクール。
私は、自分の舞台より緊張しました!(冷汗)
 
怪我や病気を克服して挑戦したのにも関わらず
娘はベストを尽くしました。
よくがんばったね。偉かったね!

でも私は、この日ばかりは「エレガントな母」にはなれませんでした(恥)。
昔バレリーナになれなかった私は、
果たせなかった夢や思いを娘に向けてしまい
思いっきり娘と自分を重ねていました。

ついつい他のお子さんの踊りが気になってしまって
比較をしている自分がいました。
 
子どもの事になるとついつい我を見失いがちです。
特にバレエは私のライフワークなのでなおさらです。

いけない、いけない。。。
この日は思いっきり意識が偏っていて
バランスを崩してしまってからだも疲れてしまいました。。。。

子育ては私にとって、いつも自分の心を映し出してくれる学びの鏡。
次は少し一歩引いて、娘が観れるようにしてみようと思いました。
玲実コンクール練習そして娘のバレエの先生は私ではない、
娘には井口先生という素晴らしいバレエの先生がついている
と思った瞬間、ふと心が楽になりました。

「そんなに頑張らなくていいのよ」という心の声も聞こえました。

本番前に先生の目を真っ直ぐ見て
先生を信頼しきって指導を受けていた真摯な娘の姿に
清々しさを感じました。(左写真)

井口先生、ありがとうございました。

「エレガントな子育て」・・・これも私のテーマですね♪

2007年01月28日

優しい気持ちに。。。。

f63d69ef.jpg穏やかな日曜日。

娘のお友達、ハナちゃんが今日は遊びにいらっしゃるというので
午前中、ご近所のお花やさんに行きました。

目についたのは、パステルカラーが可愛いスイートピー。
香りも柔らかで、「これは子ども達も喜びそう!」と思い
数本買い求め、テーブルの上に飾りました。

ちょっと花があるだけで「華のある空間」になります。

予想通り、子ども達は「可愛い〜」と言ってくれました。
そして「いい匂いもするのよ。」と言ったら、「ほんとにいいかおり〜」と
素直に顔を花に近づけて、笑顔で観賞していました。

この笑顔が見たくて演出した私です。

私のペースに(?!)すっかりのってくれた子ども達。
音楽も私のお気に入りの安らぎのミュージックCDをかけて
ランチを楽しみました。子ども達も私も楽しめる空間づくりです。
やすらぎのCDこの音楽は、小鳥のさえずりが入った、
庭先をイメージさせる音楽で、私がひとりの時間を過ごすときもよくかけます。

子ども達は、同じ学校ではないので、それぞれの学校のお話をしたり、
共通の趣味のバレエのお話をしたりしていました。
バレエのお話しには私も参加して大いに盛り上がりました。

カーテンの隙間から、明るい太陽の光が差し込み
まるで天国にいるような気持ちでした。

束の間の時間でしたが、自分が優しくなれたひとときでした。

2007年01月05日

2007年の抱負「桜の木」のように 

f073e8c2.jpg迎春
2007年が幕開けしました。
皆さんは、今年はどんな年にしたいですか?

私は自身が「桜の木」のようになり、
そして多くの方に喜びと幸せを感じて
いただけるような活動をしていく年にしたいと思っています。

「桜の木」はただ凛と立っているだけ、
そして桜の木が自らふさわしい花を自然に咲かせただけで
日本中の人に喜びや感動を与える。。。。

私は、今年一年で桜の木のようになるというよりは、
生涯をかけて桜の木に一歩でも近づけるよう、
毎日を大切に過ごしていきたいと思います。

写真の桜は書の恩師、山崎先生が「お正月飾りに」と
お送りくださいました。

この桜は、『啓翁桜』(けいおうさくら)と言って
「冬に咲く桜の花」として人気を集めているそうです。
ルーツは江戸時代の江戸城に生花を納めていた花の商人があみ出したと言われています。

春を先取りした贈り物として、すてきですね。
優しく包み込むような淡いピンク色は私の心を和ませてくれます。
山崎先生、ありがとうございました。

皆さん、初詣にはいらっしゃいましたか?
私は元旦に近所の氷川神社、氏神様に行きました。

主人と娘、そして義母と家族4人ででかけ、おみくじを引きました。

最近は、おみくじを引くときはいつも
「おみくじを今から引かせていただきます。
どうぞ相応しいお導きを宜しくお願いいたします」と参ってから引くようになりました。

そうしたら、本当に自分にとって
「今大切なメッセージ」を読みとることができます。

このことは神社に詳しい友人の西部さんから教えていただきました。

そして引いたおみくじは「大吉」。それも家族全員「大吉」でした。
家族で今年は、きっと素晴らしい年になるね!と皆で、ニコニコ顔でした。

大吉のおみくじのメッセージは「天の助けを受け....」というものでした。

このメッセージに相応しい行いをして今年も楽しみながら励みます♪
亥の置物 2007娘は今年12才です。亥年の年女です。
お年玉を握りしめて娘が、今年初めて選んだ品は、
写真の「いのししの置物」。
キュートな「いのしし」です。

時間をかけて楽しみながら
神社でお買い物をしている娘を見て
こんなに大きくなったのねえ....と愛おしく思いました。

私の気ままなブログをいつも温かく見守り、
お読み下さっている皆さま、ありがとうございます。

2007年が皆さまにとって喜びにあふれた年となりますよう、
心からお祈り申し上げます。

本年も美の探求ブログを楽しみにながら書き綴っていきます。
どうぞ宜しくお願いいたします。

2006年12月01日

紅葉と影あそび

イチョウの木師走。
2006年も残すところあと1ヶ月です。
あっという間の1年でしたが
とても充実した日々を送ることができました。

私は、慌ただしい心になりそうなときは
数分でも自然を眺めたり、好きなものに触れたりしながら
自分を取り戻す時間を大切に過ごします。

今日も街を歩き、ふと足を止めてほんの数分ですが、
紅葉をながめていました。

黄色く色づいた葉が美しく
青空に優しくなじんでいました。

足元を見るとまるで黄色いじゅうたんが敷かれたよう。。。

綺麗だったので写真をパチリ!
と思いシャッターを押そうと思ったら
自分のシルエットが黄色いじゅうたんの上に映えていました。

イチョウのシルエットマダム自分のシルエットを紅葉の上で、
こんな感じで確認できるなんて.....と
新たな美の発見でした。

光りと影のコントラストが綺麗で
思わず一人で微笑んでいました。

そこに品のいい仲睦まじい老夫婦の方が
通られ、ご夫妻もニコニコ笑って
こちらをご覧になっていらっしゃいました。

全く存じ上げない方ですが、
「綺麗ですね」
と私に声を掛けてくださいました。

私も「本当に綺麗ですね」
「黄色のじゅうたんが敷かれているようですね」
とお応えしたら、
「貴女も綺麗ですよ」
と言って下さり、恥ずかしくもありうれしくもありました。

自然を感じて楽しんでいた私にくださった
言葉のプレゼント。

一期一会のご夫妻から頂いた言葉のプレゼントに
今日1日、心が華やいだ気持ちでした。

2006年10月04日

皇居を眺めて

7cf8d072.jpg皇居のお堀の周りを歩く....。
東京に住んでいながら一度も歩いたことがなかった私です。

今日、午前中から午後にかけてラジオ番組の収録がありました。
お恥ずかしながらラジオ番組のパーソナリティーを担当しているので
定期的に半蔵門にあるFM東京のスタジオに伺います。

皇居の目の前にあるスタジオなので
いつか散歩をしたいと思っていました。

今日はお散歩日和。
秋空の爽やかな空気を感じたくなったので、
家を早めに出て収録前に皇居を散歩しました。

皇居は一周どのくらいだと思いますか?
それは...5キロほどです。

ジョギングにはちょうどいい距離ですね。 
私はヒールを履いて散歩していましたけれど(笑)。
でも今日はさすがに5キロは歩きませんでしたよ。

深緑のシックな色合いに変化していた皇居周辺。
しばらくお堀の緑を眺めていました。
皇居周辺2このお堀の向こうには
天皇皇后両陛下がお住いに。。。。。。
10年ほど前、あるパティーで両陛下に拝謁したことがあります。
皇后美智子様のお優しいオーラはまるで聖母マリア様のようでした。

目に前で一言二言お話しをさせて頂きましたが
静粛な厳かな空気を感じました。

今日は皇居のお堀を眺めていたら
あの時と同じような厳かな気持ちになりました。

気候の良い秋だからこそ感じられる
平常心なのかもしれませんね。。。。

気持ちのいい日でした♪

2006年09月22日

感性高まる秋

秋の白金今日は、気分転換がしたくなり、
午前中にアトリエ周辺を散歩しました。

金木犀の甘い薫り、
もうすぐ黄色くなってしまう今年最後の緑樹。
そんな早秋を感じたくなりました。

私がこの時期好きな、心が優しくなれる瞬間です。
それは、朝の澄みきった空気の中、青い空を見上げ、
秋の爽やかな風にのって漂う金木犀の甘い香りを観賞すること。

足をとめて立ち止まり、芳しい薫りを感じて深呼吸をするだけで
心が穏やかになれます。
10秒立ち止まるだけです。

秋は芸術、勉学、食欲、スポーツなど
五感を豊かにするためにいろいろ収穫したいと
思いたくなる季節です。
金木犀数日目前に、ある宝石店の企業様からのご依頼で、
「エレガントな立ち居振る舞いを身につけて
宝石をつけた姿がよりキレイになるためのビューティーレッスン」
という講演をさせていただきました。

ご参加の方は、50才〜70才の美しく年を重ねた女性の方々ばかり。
私の母ぐらいのお年の方々が多く、若輩者の私のお話しにも
熱心に耳を傾けて下さっているお姿が印象的でした。

「秋はお洒落をしたくなりますよねえ」とおっしゃる方。
「65才で生まれて初めてバレエを習おうと思っているんです!」
と意欲的な方。
「劇場で拍手をするとき、
どのような手の合わせ方をするとキレイでしょうか?」
「坐ったとき、どのように足を置いたら美しいでしょうか。。。。」
などなどたくさんの質問をいただきました。

いくつになっても、美しくなることを楽しみ、
前向きになれる自分でありたいですね。

そのためにも、自然の美しさを感じることのできる
たった「10秒の秋観賞」は時々したいです。
10秒でも、私にとっては大きな大きな美の収穫なのです♪

2006年08月06日

清里高原の豊かな自然

b2079e1e.jpg今日は、久しぶりに家族で清里高原に行って来ました。
朝、9:00ごろ東京を出発して
清里高原には、12:00ぐらいに到着しました。

日中は自然を満喫して夜まで清里近郊で過ごし
帰宅します。日帰りでもかなり楽しめますよ♪

大自然を見たくなったらよくこのコースで
中央自動車道に乗り、清里まで身心のリフレッシュに行きます。
特に、何をする?というわけでもないのですが、
今日も家族でのんびりしてきました。

娘が清泉寮の牧場が好きなので、
まずは清泉寮の牧場へ。

緑豊かな広々とした土地で美味しい空気をいっぱい吸いました。

天気も良くて色鮮やかに咲く清泉寮の夏の花々に
私は見とれていました。

私のお目当ては。。。。。
清里マチス(ケーキ屋さん)のピーチタルトです。
清里マチスのピーチタルト夏の間だけしか頂けないこのピーチタルトは私の大好物です。
もちろんこちらでしか頂けません。。。。

ジューシーで甘い山梨の桃と
清里の新鮮な牛乳・バターで作られたタルトの
サクサク生地の相性が抜群です。

食いしん坊の主人は2つもケーキを食べていました!

娘が選んだモンブランのケーキもオススメです。
生地がとてもしっとりしていて美味しかったです。

身も心も軽やかになり、「森の妖精」になった気分でした♪