2006年03月04日

風情ある茶の湯・つりがま

今日は午前中、お茶のお稽古に行ってきました。

茶室に入ると釣釜(つりがま)になっていました。
三月になると天井から下げた自在に釣る茶の湯の釜で
おもてなしをいたします。

炉の中でゆっくりとゆらゆら揺れる釜は
私に春のおとずれを感じさせてくれました。

今日は貴人点(きにんだて)運び(貴人・・天皇陛下などに行うお手前)
というお点前をお稽古しました。

いつもはお茶碗を両手で直に持ち、運びますが
貴人点は木目のお台にのせて運びます。

ひときわ優雅なお点前です。

建水(けんすい)を釜の上にあずけているとき
釣釜がゆれているので建水もゆらゆら揺れます。

その風情がまた優雅なのです。

私は自分がお点前をしているにも関わらず
そのゆれる様子に見とれていました。

見ていると、とても心が落ち着つきます。 

私のお茶の先生 西林先生は昔から伝えられてる茶の世界を
一切簡略化せず、真の茶の世界がすべて体験できるよう
毎回環境をととのえ、ご指導してくださいます。

毎回炭を使うのは大変なことなので
最近は電気でお茶のお稽古を行う教室も多いと聞いています。

この恵まれた環境にこころから感謝をいたします。
先生の教えをしっかりと学んで
和の感性もどんどん磨いていきたいと思います♪

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